全日本マスター
前記事にも書いたが、アサイーニストの発表会は全日本マスター柔術選手権の場で行われた。
僕はチームメイトや知り合いが多数出場していたので、応援も兼ねて観戦してました。
全日本マスターは文字通り、30歳以上のマスターカテゴリーのみを対象とした全国大会。
30~35歳がマスター1、36~40歳がマスター2、そこから5歳刻みでマスター3、マスター4、マスター5とカテゴリー分けされている。自分のとカテゴリーよりも歳下のカテゴリーには出場できるが、歳上のカテゴリーには出場できない。マスターの人がアダルトには出場できるけど、アダルトの人がマスターには出場できないのと同じ。
30歳以上といっても、その年に30歳になる人なら29歳でもマスター1に分類される。
例えば僕の場合、12月が誕生日なので、29歳になって1ヶ月も経たないうちにマスターの大会に出場することができてしまう。
日本の学校は4月〜3月で学年分けされるが、柔術界は1月〜12月で学年分けされるイメージ。
観戦した感想として一番感じたのは、
出場者がめちゃめちゃ多い。
アダルトオンリーの全日本選手権よりも明らかに多い。
これ以上出場者増えたら会場変えることも考えた方がいいんじゃないかと思うレベル。
普段試合にあまり出てこないような方も結構いて、この大会を目標に頑張っているって人は結構多いんじゃないかと思いました。
同世代の、しかも同じレベルの中でのナンバーワンを決める大会。大人から始めた初心者でも柔術が続きやすいのは、こういう大会があるからなんじゃないかと思う。
ただ、地方だと都心部に比べたら競技人口が少ないので、アダルトカテゴリーじゃないと相手がいないとか、試合に出てもいつも同じ相手とかで、試合に出るモチベーションがなかなか続かないという問題があります。
そういう方は是非一度全日本マスターに出てみてほしい。
同世代・同帯かつ、普段やらない人と試合をすることで、新たな目標ができるのではないかと思います。
もちろん試合に出ることだけが良いことというわけではなくて、試合には出ないけど柔術や練習そのものが楽しくて続いてるというのもひとつの理想形。
あと、黒帯マスター1、マスター2のレベルがめちゃめちゃ高い。
まあ国内に20代の黒帯はそんなに多くないので、ほぼアダルトみたいなもんです。いまだに第一線で活躍している人もいれば、第一線から退いて今は指導者としてがメインだけど、相変わらずレジェンド級の強さを誇っている人とか。
めちゃめちゃ面白かったし、勉強になりました。
僕は今25歳で12月生まれ。例年通りの2月開催であれば、僕のマスターデビュー戦は4年後の全日本マスターの予定。
shot by 柔術狂人