ともろぐ

柔術成分多めな雑記

変化し続けること

僕の地元は福岡県那珂川市。生後10ヶ月の時に引っ越してきた。当時はまだ那珂川町

 

町はずっと人口増に力を入れていた。住宅を増やして人を誘致し、2018年に念願の市制施行を果たした。単独の自治体で人口を増やして町から市になったのは、国全体が少子高齢化で人口減の時代では珍しいと思う。

福岡市というそこそこの都会へのアクセスが良く、けれども山や川に囲まれた緑の多いこの街のことはわりと好きだったが、年々緑が減っていき住宅が増えていく風景はなんだか寂しくもあった。

実家すぐ近くにあった田んぼもここ1、2年でなくなった。土地の所有者だった農家が高齢で農業を続けられず、跡を継ぐ人もいなかったので、市が買い取って都市計画化を進めているらしい。

思い出の風景が変わっていくのはなんだか寂しいけど、逆に、景観が昔から全く変わらない街ってむしろ若者が出ていき高齢化が進み、人口も増えずに寂れていってるんじゃないか。街の景観が変わっていくのは時代の変化と共に発展している証拠ではないか、と考えるようになった。

 

昔栄えた産業が時代の変化とともに廃れていくように、過去成功したやり方がずっと通用するとは限らない。成長を続けるには時代に合わせてやり方を変えていく必要がある。

人間に例えると、過去に成功したやり方や価値観をアップデートできない人が老害になっていくのだと思う。

柔術でも、新しい技術は皆が知らないうちは通用するけど、その技術が知られて対策されるようになると通用しなくなる。情報化社会でこのサイクルは短くなっているように感じていて、トップ選手は常に技術をアップデートしていかないと生き残るのが難しくなっていると思う。

 

状況に合わせて変化し続ける、成長し続けることは大事だし、そういう人間になりたいと思った。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、那珂川市にはまだ見ぬ眠ってる遺跡が多いようで、土地開発工事中に遺跡が発見されて発掘調査のために工事が延期されることがよくある。思い出の旧田んぼでも発掘されたようです。


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