ともろぐ

柔術成分多めな雑記

たとえともろぐが炎上したとしても俺は悪くない!社会が悪い!

※炎上しません

 

あけましておめでとうございます。

ブログを書き始めて2ヶ月、定まりつつあるように見えてブレブレな方向性ですが、今年も自分のペースで更新を続けていきたいと思います。

 

 

もともとは何でも書く雑記にしようと思ってたのに、いつの間にか柔術情報ブログもどきになってしまってるよね...

それにも関わらず、大学の友人が2人ほど、「ブログ見てるよ」とか「更新楽しみにしてるよ」とか言ってくれたのはありがたい。

たまには他のことも書くよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

とか言っておきながら今から書くのはがっつり柔術である(っ'ヮ'c)

 

 

今回はJBJJFランキングについて。

 RANKING2017-2

先日、JBJJFランキング2017の確定版が発表された。

JBJJFランキング2017 | 一般社団法人 日本ブラジリアン柔術連盟

 

 

2017年度までは男子アダルト紫〜黒帯カテゴリーのみが対象であり、黒帯は上位10名、茶、紫帯は上位5名が副賞として次年度のJBJJF主催大会の参加費が無料(1次締切までのエントリーのみ)となる。

また、次年度のJBJJF会員更新料も無料となる。

 

ちなみに筆者は茶帯ランキングで3位にランクインした。2018年は大会参加費無料だぜ。会員も自動更新だぜ。やったぜ。

 

 

JBJJFランキング2017の発表と同時に、JBJJFランキングリニューアルについても発表された。

ランキング | 一般社団法人 日本ブラジリアン柔術連盟

 

これまでは男子アダルト部門(紫/茶/黒帯)のみが対象だったが、女子アダルト(紫/茶/黒帯)、男子マスター1~2(紫/茶/黒帯)、男子マスター3~6(紫/茶/黒帯)、男子アダルトノーギ部門(エキスパート/アドバンス)、そしてアカデミー部門がそれぞれ新設される。

入賞対象者は、男子マスター部門の黒帯が1~5位、男子アダルトノーギ部門のエキスパートとアカデミー部門が1~3位、その他のカテゴリーは全て1位のみとなっている。

男子アダルト紫帯は1~3位と、これまでの1~5位から入賞対象者が少なくなっている。

また、アカデミー部門は青帯以下のカテゴリーもポイント対象となるのか、明記されていないので気になるところである。

 

男子アダルト以外の部門のランキングは既にASJJFが採用しているが、ASJJFランキングは全てのカテゴリー毎にランキングシステムを適用しているため、例えばマスター2の年齢の選手がマスター2とマスター1で獲得したポイントは合算することはできない。しかし、今回のJBJJFの改正ではマスター1~2、マスター3~6のように、競技人口に応じて大まかに分けられているため、ランキングに参加しやすくなっている。

 

 

個人的に気になるのは、ノーギのカテゴリー分けである。

通常、ノーギのカテゴリーはギの帯色と同じだが、JBJJF主催大会では特別ルールを採用しており、ビギナー(白帯ルール)、アドバンス(青紫帯ルール)、エキスパート(茶黒帯ルール)の3つのクラスに分けられる。

 

ビギナークラスには柔術青帯以上もしくは他の組技競技での入賞経験者の出場は認められていないが、アドバンス及びエキスパートクラスには帯色の制限がない。足関節がアリかナシかというルールの差である。

確かにギとノーギの実力は一致するとは限らない。例えば、僕は茶帯だが、ノーギの得意な青紫帯の選手には勝てないだろう。実際に出場するならアドバンスクラスだと思っている。しかし、明らかにエキスパートクラスでも通用する、実績のある茶黒帯の選手がアドバンスクラスに出場するケースをたまに見かける。ランキングの対象になることでそういったケースが増えることも考えられる。エキスパートの入賞常連者がアドバンスに出場しようと、現システム上は何の問題はないのだ。だが、そのような選手に対して不満を抱かない人は少なくないだろう。

アドバンスとエキスパートの間にも実力や実績等による何らかの線引きが必要ではないかと考えられる。

 

 

ランキング制度改正については、下記の伯柔記さんのブログでも詳しく紹介されている。非常にわかりやすいので是非見てほしい。

blog.livedoor.jp

 

 

また、今回のランキングについてSNS上でちょっとした波紋を呼んでいるのが、「本来の自分の階級ではなく、あえて誰もいない階級にエントリーし、1人優勝でポイントを獲得するやり方」である。

賛否両論はあるが、ルールに違反していなければその行為には問題ないと思う。その方法でポイントを獲得した選手を批判する人は個人的に気に食わないだけなのである。先ほどノーギのクラス分けに関して述べたのと同様で、気に食わない人が多いのならそれは、システム上の欠陥であり、批判するべきは選手ではなく連盟である。

もしあなたがルールの範囲内のことで批判されたなら気にせず「俺は悪くない!ルールが悪い!」とでも言っておきましょう。そのうちルールが変わります。

 

しかし、今回のランキング制度改正によって、大会のランクによって獲得できるポイントが大きく変わった。大会のグレードを5つに分け、ポイントの計算方法もわかりやすくなった。

グレードが最も高いランク5の大会で優勝すれば15Pと、従来の10Pよりも高いポイントが得られるようになり、1人優勝で与えられるポイントは従来の対戦優勝の半分ではなく1/3のポイントになった。以前よりも選手の実績がランキングに反映されやすくなったシステムと言えるだろう。

JBJJFもシステム改善のために試行錯誤を続けているのだ。

 

 

今回の制度改正が吉とでるか凶とでるか、ランキング2018の行く末が楽しみである。